船橋市議会 予算決算委員会 -坂井ようすけ市議(共産党)


2018.3.22 船橋市 予算決算委員会 坂井ようすけ市議の質疑から、市職員のパトロールに関する部分のリライト(約19分)

 

ネット中継をききとってリライトしたものです。

聞き間違いや誤字などご容赦ください。

船橋市議会の正式な議事録は数ヶ月後に出るとのこと。

4桁の数字は時刻です。

 

予算決算委員長

 坂井ようすけ委員。

 

坂井

 日本共産党の坂井ようすけです。

 船橋市の職員による市民団体への不当な声かけ、「道路使用許可はとっているのか」と、本来必要のない、関係ないはずの道路使用許可について市民団体に声をかける、こうした事件がくり返し行われたことについては、私、一般質問でもとりあげましたけれども、許されない行為であって、再発防止に向け、全職員への教育を徹底していただきたいと思います。

 今議会には市民団体から「市職員に対し、憲法で保障されている市民運動について周知徹底をはかることに関する陳情」が出され、総務委員会で審議をされましたけれども、そのなかで、「道路管理課の職員は道路使用許可はとっているのかという言い方はしていない」というような答弁がありましたけれども、それは間違いだということを指摘をしておきたいと思います。直接声をかけられた人に、私、再確認しましたけれども、「市民運動に道路使用許可は不要だ」というチラシを配っていたところに「道路使用許可はとっているのか」と聞かれて、これは「ドッキリ」かと思った、ということでありました。まあ、言った言わないをここで議論をするつもりはありませんけれども、そういう声のかけ方をしていたということは指摘をしておきたいと思います。

 それで、いま森友学園と、国有地の取り引きに関する公文書が改ざんされていた、という問題で、いま安倍政権への国民の怒りは、爆発をしております。関係者の証言ではこの取り引きは安倍事案と呼ばれていて特別な扱いがされていた、こういう証言も出てきております。

 国会周辺では連日抗議活動が行われております。またこの抗議活動というのは国会周辺だけじゃありません。国会まで行けないけれども抗議行動をしたいという市民が駅前などに集まって、全国各地で安倍政権に対する抗議行動が行われております。

 この船橋市でも、一人の市民がTwitterなどSNSでよびかけて、それが大きく広がって、連日のように船橋駅南口で安倍内閣総辞職を求める抗議活動が行われております。たった一人の呼びかけから、参加者も10人20人とどんどん増えてきている状況でございます

 私も午後7時からの抗議行動、プラカードを持って何度か参加をさせていただきました。で、ちょっと前置きが長くなりましたけれども。

 私がこの抗議行動でプラカードを持って立っておりますと、客引き防止条例の指導員がですね、パチンコ屋さんの前にひとりで立っている姿が見られました。周辺をちょっと歩いてみますと、京成船橋の駅前のほうにも、この客引き防止条例の指導員が一人で立っている姿が見受けられました。

 たしか、この指導をするにあたっては、2人一組でパトロールをしていくということだったんじゃないかなと私は認識をしているんですが。1人でパトロールをするようになったのは、なんでなんでしょうか。体制を変えたのでしょうか。2人で回っていても市民団体に関係のない、道路使用許可はとっているのかと不当な声かけをするようなまちがいを犯していたのに、1人で立って指導をする、そういうことで、間違いが繰り返されるのではないかという心配もありますけれども。ここらへんについてお聞きしたいと思います。

 また来年度はどういうふうに、この客引き防止条例の指導をおこなっていくのか、職員体制などについてもうかがっておきます。

 

1006 市民生活部長

 まずはじめに、議員ご指摘のとおり、船橋の駅前で1人で指導をしていた。立っていたということでございますけれども。基本的には2人、もしくはですね、または3人一組で巡回、指導のほうに回っております。

 ただ、あの、抑止という意味合いで、指導という意味ではないんですけれども、その場で立っているということでも客引き行為等についての抑止の効果がございますので、そういった意味合いで1人で立っているということも、それはございました。

 それと、来年度の体制ということでございますけれども。来年度については、新たに客引きの指導員のほうを、4人ほど確保できる予定でございますので、そこを中心として客引き行為等の防止につとめて参りたいと考えております。

 またあの、指導の方法についてですけれども、まちがいが、今回ございましたので、これについてはですね、職員に対して、指導の意味、客引き防止、行為、意義についてですね、これしっかりですね、指導教育してまいりたいと考えております。

 

坂井 1009

 ちょっと整理をしたいと思いますけれども。

 えーと、抑止の意味で立っていたということだと思うんですけども。その、立って、1人で立っている場合は、客引きがおこなわれたときに、「それはだめですよ」っていうような声かけはしないということなんですか。

 

市民生活部長

 指導等巡回の場合については、先ほどもご答弁申し上げましたが、2人もしくは3人と。で、1人の場合については、これはあの、抑止という意味合いで、立っているだけで、指導等はおこなわないということで対応しております。

 

坂井

 抑止で立っているだけで指導はおこなわないということですけれども。この間、まちがいが繰り返されているわけですので、その、抑止で立っているにしても、まあ、私は判断を誤らないように、2人一組、ないし、先ほど言ったように3人一組でおこなうべきではないかと思いますけれども。そこらへんについての見解を伺っておきます。

 

市民生活部長

 議員ご指摘のとおりですね、一人で立っていて、といったところで、まああの、指導等の、その、関係もございますので、それについてはですね、もう一度ですね、来年4月、また、この条例は今後も続きますので、それについてはまた、えー、なかで?対応の方法については検討していきたいというふうに考えております。

 

坂井 1011

 来年度は新たに4人採用して、指導していくということなんですけれども、再びまちがいが繰り返されないようにしっかりと教育をしていっていただきたいと思います。

 えーとそれで、こういういろんなパトロールっていうのは、市民生活部だけではなくて、ことし2月6日は道路部の職員によって不当な声かけがおこなわれておりますけれども。

 えーと、道路部のほうでは、来年度はどのように、こういう定期的な、なんかパトロールをしているようなんですが、どのように実施をするんでしょうか。

 まああとは、道路部以外でも、屋外広告物のパトロールというのも、実施をされているんではないかと思いますけれど。この屋外広告物のパトロールっていうのは、どうも市の職員だけではなく、他も関わってくるようなんですが、これは誰と誰がいっしょに回るんでしょうか。それぞれお答えいただきたいと思います。

 

道路部長

 はじめに、委員のほうから、「言った言わないの議論になってもしょうがない」ということだったんですけれども。

 えーと、本人のほうからきいておりますのは、ビラ配りに注意したわけではないということで、普段から市民から苦情をうけている歩道上での演奏行為を見たので、業務時間外でありましたけれども、演奏行為をおこなっていた団体に声をかけてしまったもので、活動内容には気づいておらず、原発云々への意図はまったくなかったということで、くり返し聞いております。で、団体の方に威圧されたと思わせてしまうような声のかけ方をしてしまったことについては本人は、じゅうぶん反省しております。それは、えー、はじめにご報告させていただきます。

 で、今後どういったパトロールかということでありますが。パトロールといたしましては、船橋駅周辺の、指導につきましては、まだまだ露天や置き看板、先ほどの演奏行為等による不法な占用について、市民より苦情や要望が多く寄せられている状況でございますので、道路管理者といたしましては、これまで同様、職員2名で道路のパトロールをおこなっていき、事案によっては交通管理者であります警察と連携しておこなっていきたいと考えております。

 なお、先日以来のことがらを受けまして、現在、市民生活部とも打ち合わせをして、声のかけ方等については、先番委員からもご意見ちょうだいいたしましたこともありますので、警察にも指導を受けながら、研究してまいりたいと考えているところでございます。

 

都市計画部長

 違反屋外広告物の合同パトロールにつきまして、お答えいたします。

 屋外広告物を適正に維持していくために、毎月の合同パトロールや、日々の簡易除却を実施しておりまして、啓発指導をつとめております。しかし依然として違反広告物の掲出がやまないので、苦慮しているところでございますので、継続して指導する必要がありますことから、このパトロールを実施しているところでございます。

 おもな対象物件といたしましては、車道および歩道などの公共の場所に置かれている、立て看板、のぼり旗などの、違反広告物といたしまして、原則として現地で口頭による指導、啓発等をしております。

 実施場所につきましては、JR船橋駅周辺、西船橋駅周辺、津田沼駅周辺の3カ所をローテーションで実施しておりまして。

 このパトロールの構成人員でございますけれども、パトロールごとに、都市計画課2名、道路管理課2名、所管警察1名、そして国道県道などがある場合は、県の葛南土木事務所の職員1名が参加すると、そういう体制でパトロールをおこなっております。

 

坂井

 屋外広告物のパトロールなんですけれども、公共の場所にあるのぼり旗だったりとか、そういったものを指導していくっていう話だったと思うんですけど。で、そこには国道や県道であれば、市の職員だけじゃなくて、他の、県の方なんかも関わってくると。そういうなかで、どういうふうにして、その、認識を共有するのかなっていうのがあります。この、たとえばその、ないとは思いますけれども、のぼり旗に「脱原発」ですとか、「憲法9条を守ろう」とか、そういうのが書いてあったときに、ここにこういうのぼり旗を置いちゃいけませんよとか、そういう指導がされない、とは言い切れないんじゃないかな。まあ、そこで、県の方と市の職員とで、認識の、こうずれがあったときにはどういう対応をするんでしょうか。お答えいただきたい。

 

都市計画部長 1019

 船橋市屋外広告物条例第13条、これは適用除外の規定でございますけれど、第4項第6号では、政治、労働、宗教、報道その他の営利を目的としない活動または行事のために一時的に表示しまたは設置する広告物など、となっておりまして、施設管理者の許可を得たもので、一時的、10日間程度でございますけれども、掲出は可能となってございます。

 この条例にもとづいて実施しておりますので、構成員は同じ共有のもとパトロールを実施しているところでございます。

 

坂井

 市民運動などに対しては不当な声かけが繰り返されないようにしていただきたいと思います。

 続いてですね、市長は市政

 

以上